ピエール・ブッシュ
パン酵母研究家
モロッコでワイン農場を営むフランス人家族のもとに生まれる。2歳の時に小児ポリオを患い足が不自由となる。1959年、アルジェリア戦争による戦果を逃れ南仏・アビニョンの近くの小さな村に家族で移り住む。
10代の頃に東洋思想に触れマクロビアン(玄米正食主義者)となり、アビニョンにて1976年にマクロビオティックのレストランをオープン。お店は流行らなかったが、味噌に強い興味を持ち、味噌修行のため1978年に来日。フランス語の講師をしながら味噌を習おうと東京の味噌屋の門を叩くが、障がいをもっているため門前払いされる。また、来日の際に持参したフランス製の石臼を用い、日本産全粒粉と自家培養酵母(レーズンとりんご)で自分用のパンを自宅で焼き始める。
フランス語の生徒の一人であった角田保久氏(製パン機械の販売を行うホンビック社長)と意気投合し、1982年に国産小麦・自家石臼挽き全粒粉・自家培養酵母によるハード系のパンの製造・販売を行う”ルヴァン”を東京都調布市に設立。ヨーロッパでも珍しかったレーズン酵母を用いたパン作りを始める。
体調不良によりルヴァンを離れたのち、オーガニックのドライフルーツやナッツの輸入事業と無農薬・栽培国産小麦・自家石臼挽き全粒粉・天然酵母のパンの製造および全国配送事業を行う、(株)ノヴァを1985年に設立した。(ノヴァのパン事業は1999年に終了)
日本の天然酵母(自家培養発酵種)パンの普及に多大な功績を残した
フランス人・ピエール・ブッシュ氏の半生をたどるストーリー
エピソード1
「マクロビオティック」に出会い、日本へ旅立つ

エピソード2
味噌を習おうとするも、挫折。パン屋「ルヴァン」を立ち上げる

エピソード3
体調を崩し「ルヴァン」を辞める。人生の再起をかけた挑戦が始まる
